平成30年12月定例 教育厚生委員会(平成30年12月12日)

◆山指定管理者の指定の件(山梨県立聴覚障害者情報センター)

猪  股 聴覚障害者情報センターの指定管理ですけれども、このセンターは平成18年4月に指定管理制度に移行して、今回が4回目と聞いております。そこで、今回、指定管理者に選定された合同会社カナエールですが、この団体はどのような団体なのか、お聞かせください。

 

障害福祉課長 合同会社カナエールにつきましては、平成27年5月、聴覚障害のある方を主な利用者としました障害者支援施設「創造工房くわの家」を立ち上げまして、生活介護や就労支援などのサービスを実施して、利用者及びその家族を支援しているところでございます。

 なお、職員には、代表者を含めまして、長年、聴覚障害者教育に携わった人や、聴覚障害当事者など、聴覚障害に精通した職員が多数配置されておりまして、聴覚障害のある方が安心して利用できる施設となっており、利用者数は年々増加しているところでございます。

 

猪  股 選定理由についてお伺いします。この説明書の9ページの中に施設運営の実施方針と実習事業内容、水準及び実現の可能性について高く評価されています。この点についてはどのような提案があったのか、その辺はどうですか。

障害福祉課長 施設運営の実施方針につきましては、現在、通訳者の派遣依頼については、決まった様式によりましてファックス等でお申し込みをいただいているところでございますが、新しい提案につきましては、ホームページ上で依頼を可能とするためのシステム構築を行うといったようなことや、またよりよいサービスを実施するために、当事者の皆様や関係団体の皆様との定期的な意見交換会を行うといった提案がございまして、その点が高く評価されたものでございます。

 

猪  股 説明書の8ページですか、先ほど説明がありました委託料についてです。先ほど参考のところで、1年後の指定管理料がありました。この中で委託料が前回と比べて約100万円下がっているのですけれども、この積算の根拠というものはどういうものなのでしょう。

 

障害福祉課長 積算の根拠でございますけれども、これまでの2件の指定管理施設と同様に基準額というものを県で設定をしております。その基準額の設定に当たりましては、積算項目ごとに現在の協定締結時の積算額と、また平成26年度から平成28年度までの実績額を比較いたしまして、低い金額により算定をしております。ただ、先ほども申し上げましたが、人件費につきましては公務員給与の伸び率を乗じております。

 その結果、人件費につきましては前回より97万円余り増額となっているところでございますが、光熱水費、また消耗品費などの管理費、あるいは事務費といったものにつきましては152万円余り減額となっているところでございまして、総額としましては、前回と比べまして96万円余り減額となっているところでございます。

 

猪  股 次に9ページですけれども、採点結果について、安定的な運営が可能となる経理的基盤とありますが、これはほかの施設よりずっと採点が低いですね。0.5点という低い採点がされているのですけれども、この運営についてセンターの問題はないのか、その辺はいかがですか。

 

障害福祉課長 経理的基盤にかかる審査につきましては、選定委員会におきまして、公認会計士である委員の審査を中心的に受けたものでございます。その中で、この合同会社カナエールにつきましては、先ほど申し上げましたように設立から約4年ということで、若い企業でございます。貸借対照表におけます純資産の部がマイナスからプラスに転じましたのが直近の決算期でございましたことから、このような低い評価となっているところでございますけれども、運営につきましては、年々利用者がふえているところでございまして、収益が増加して、2期連続で黒字経営となっていることが確認できております。この点から、聴覚障害者情報センターの運営につきましては問題ないものと判断したところでございます。

 

猪  股 最後になりますけれども、このセンターはこれまで山梨県社会福祉事業団が指定管理されていましたが、今回、指定管理者が変わったということで、県はこの合同会社カナエールについてどのような期待をしているのか、その辺について伺います。

 

障害福祉課長 次回の指定管理候補者からは、先ほど申しましたようにホームページの内容の充実や当事者や関係団体との定期的な意見交換の実施など、また職員の資質の向上など、支援の充実を図るための提案を複数いただいているところでございます。また、このカナエールにつきましては、聴覚障害者に精通した職員が多数おりますことから、聴覚障害当事者に寄り添ったきめ細かい支援ができるものと期待しているところでございます。

 

◆指定管理者の指定の件(山梨県立八ヶ岳スケートセンター)

猪  股 指定管理者の指定の件でお伺いします。山梨県立八ヶ岳スケートセンターについては、本年2月の定例会の教育厚生委員会でも議論があったと思っています。そのとき、利用者数や利用料金、収入などの目標数値を設定した上で、平成31年度以降も存続させるということでした。そこで、12月定例会に提示された議案説明書の先ほどの説明がありましたけれども、20ページの2です。指定管理者となる団体を選定した理由の中で、さまざまな広報媒体を活用した広報活動とありますが、この具体的なことについてはどう行うのか、お聞きします。

スポーツ健康課長 広報活動につきましては、まず県外向けの広報といたしまして、フリーマガジンや観光情報誌に、貸靴半額券付の広告を掲載するほか、中央自動車道を走る高速バスへのラッピング広告などを行うこととしております。また、県内向けの広報といたしましては、県内の小中学校などに貸靴半額券付のパンフレットを配布することとしておりまして、こうした取り組みによりまして利用者の増加を図ることとしております。

 

猪  股 次に、同じく選定理由の中にある地元自治体や関係団体と連携した利用者増に取り組んでいくと言われていますけれども、どんなようなことを行うのか、その辺について伺います。

 

島スポーツ健康課長 県では、本年3月に八ヶ岳スケートセンターの利用者数を増加させることなどを盛り込んだ、施設の運営方針を策定したところでございます。体育協会では、この運営方針に沿って、北杜市や北杜市体育協会、県スケート連盟などと連携いたしまして、施設の利用料の割引、姉妹都市、友好都市からの誘客、スケート合宿の誘致などに取り組み、利用者を増加させることとしております。

 

猪  股 次に、3の委託料です。説明資料の20ページ。ここにある現在の消費税抜きの年平均の委託料、これが4,732万8,000円とありますが、平成31年度以降の委託料については、次回の税抜き委託料は4,338万2,000円となっているのですけれども、この年平均の委託料が約400万円削減されているのはどういった理由からこうなっているのか、お伺いします。

 

スポーツ健康課長 県体育協会では、八ヶ岳スケートセンターの運営方針に沿って、次回の指定管理期間中に利用者を増加させることにしております。こうしたことにより、利用料金収入が年平均で約310万増加することとなっております。一方、支出につきましては、コストを抑えた効率的な運営により年80万円を減額することとしており、これらにより次回の指定管理料は約400万円の減となっております。