平成27年11月 決算特別委員会

◆重度心身障害者医療費助成事業費補助金について

猪股 決算説明資料の福6ページ、重度心身障害者医療費助成事業費補助金について伺います。重度心身障害児の医療費の支払いについては、昨年11月、窓口無料方式から自動還付方式に制度変更されましたが、夏以降、上野原市、甲斐市、笛吹市と窓口無料化に戻す動きが出ています。そこで、重度心身障害者医療費助成事業費補助金について、決算説明資料福6、成果説明書76に、これ、どのように記載されているのか確認しましたが、見当たらないんです。この辺がどこに記載されているのかお聞きします。

 

障害福祉課長 主要施策成果説明書には、記載はされておりません。これは横内知事時代のチャレンジ行動計画ということで、マニフェストを中心とし拾い込んだものでございますので、その中には入ってございません。福6につきましては、下から3つ目の身体障害者総合援護費、先ほどの駅のバリアフリー設備と同じところでございますが、この中に入っております。

 

猪股 身体障害者総合援助費ですね。この重度心身障害者医療費助成事業費補助金ということですけれども、この決算額はお幾らでしょうか。

 

障害福祉課長 予算額が21億5,700万円でございまして、決算額が18億8,500万円余でございまして、不用額が2億7,100万余ということになっております。

 

猪股 それだけの大きな金額であれば、先ほど課長が説明したとおりの事情もありますが、決算資料の中には、そういった多額の金額であれば、どこか項目があってもいいのではないかと思うんですけれども、その辺の理由はいかがなものでしょうか。

 

障害福祉課長 主要施策成果説明書は、チャレンジ行動計画と連動しているものですから、その見直しと同時に動いてくるということがございまして、その見直しの中に入らなかったので、入っていないということが理由にあります。福6という概要のですけれども、括弧書きで拾い出してあるのは、主要成果説明書に載っているものが小分けで出てきていることになっておりますので、落ちているという状況でございます。

 

猪股 今後もこの事業に対してはこういうやり方でいくということですが、この決算処理に当たっては同じことの繰り返しになるのかな。その辺はいかがですか。

 

障害福祉課長 後藤知事になってからの計画を今つくっておりますけれども、それとどう連動していくかということになろうと思いますけれども、これと同じようなパターンでいくとなると、当課が答えることではないのかもしれませんが、なるというふうには思います。

 

猪股 窓口の無料方式から自動還付方式に制度の変更をした結果、補助金の交付額にどのような影響があったか、その辺をお伺いします。

 

障害福祉課長 委員御質問の件は、ペナルティーというふうに捉えてよろしいでしょうか。

 

猪股 はい。

 

障害福祉課長 ペナルティーで申しますと、年度の中途から動いたものですから完璧なあれではないんですけれども、11月から動きまして、決算額が3億4,648万4,000円でございます。前年の25年度が、これは12カ月間の分でございますが、4億4,984万9,000円ということで、23%ほど減少しているという状況でございます。

 

猪股 最後に、上野原市、甲斐市、笛吹市が今回、窓口無料化へ復帰するような形で無料化に対して戻す動きを見せております。そこで、この3つの市の窓口無料化方式に戻す動きを受けて、今後、県はどのように対応していくのか、その辺をお聞きいたします。

 

障害福祉課長 県といたしましては、これまでも乳幼児医療費の助成制度とか重度心身障害者の助成制度、これらの社会的弱者の方々の医療費の負担の軽減につきましては国において制度化すべきだということと、国民健康保険の国庫負担金の減額措置、いわゆるペナルティーについてもぜひ廃止をしてほしいということを国のほうに知事会、市長会、町村会とともに要望を強くしてまいりました。この各方面からの要請を受けまして、この9月から国に子どもの医療制度の在り方等に関する検討会が設置されまして、子供の医療費のあり方自体、それから、ペナルティーのあり方自体を検討するということが始まっております。したがいまして、この検討会の議論の動向を見きわめながら、県としてどう対応していってよいのかというふうなことを検討していきたいと思っております。

◆公共土木施設の長寿命化の推進について

猪股 決算説明資料、県土の6ページ、7ページ、それから、成果説明書125ページ、公共土木施設の長寿命化の推進について伺います。公共土木施設の多くが高度経済成長期に整備され、近い将来にこれらが更新時期を迎えることから、維持管理費の増大が大きな課題となっています。公共土木施設の長寿命化に向けた取り組みは、限られた予算条件のもと、最適な維持管理を行っていくために重要なものであると考えられます。そこで、まず長寿命化計画はどのようなものなのか、また、個別の公共土木施設ごとにいつ何をするといったような計画ができているのかお伺いします。

道路管理課長 公共のインフラにつきましてはさまざまなものがあると思いますけれども、私のほうから、その中の1つ橋梁を例にとって長寿命化計画を御説明させていただきたいと思います。長寿命化計画というのは、委員さん方もちろん御存じのとおり、施設を少しずつ修理して構造物を延命化させる。延命化させることによって、いわゆる造り替えのサイクルを延ばしましょうということでございます。そのために、計画の中には、まず1番目に点検をしなければいけないという内容になります。それから、2番目としては、その点検に対して、それを診断して、どんな工法で直したらよいか、いつ直したらいいかというのを検討します。3番目として、それを実際に工事に移すことをします。最後に、その工事内容を記録に残す。例えば橋梁でいうと、橋梁カルテシステムに記録をいたします。そうした一連のプロセスを繰り返していく計画が長寿命化計画の内容になっております。

 

猪股 次に、成果説明書の125ページにあります、既存施設の計画的な補修を行ったとありますが、この計画もこの長寿命化計画に基づいて実施されたものなのか、その辺はいかがでしょう。

 

道路管理課長 既存施設の計画的な修繕ですので、これは長寿命化計画そのものでございます。

 

猪股 長寿命化計画に基づく公共土木施設の維持管理に要する経費は、平成26年度決算額は、道路維持費に1,286万5,000円、道路橋りょう建設費に14億7,374万1,000円、河川改良費9,975万1,000円とのことですが、今後どのような水準で推移していくことが予測されるのか、その辺をお伺いします。

 

道路管理課長 橋梁の長寿命化、ほかにトンネルとか洞門、あるいは照明柱とか、そういうものが数々ございます。まさにそれがスタートラインに立っ

たという状態で、今のところ、我々の課でいくと、橋梁だけで年間に8億から10億円かかります。トンネルで年間約5億円かかります。それから、洞門とか、ボックスカルバートというコンクリートのトンネルみたいなものがあるんですけれども、それが大体年間1億円程度、それから、標識とか照明柱の維持管理に年間5,000万円程度かかる予定でございます。

 長寿命化計画というのは、最初の点検したところがかなり悪い、比較的悪くなっていますので、ここ5年間ぐらいは予算的にこういう状態で推移すると思いますが、おおむね5年間程度の中で一旦、橋りょうの整備がほとんど実施できます。その後は、一旦整備したものはもう少しライフサイクル部分が延びるので、経費としては若干下がってくる傾向にあると私は考えています。